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高校教師が地理・世界史での実践をゆる〜〜く更新

J1にVAR導入

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明らかにゴールラインを越えているのに得点とみなされない…

VARでこんな悲劇からは解放されるだろう。

 

けどね、ってことで載っている意見が面白い!

一つ目はイングランドの審判方で、

「国や地域による文化の違いがサッカーには反映される。イングランドプレミアリーグの1試合平均の反則は20回程度。それだけ試合の流れを重視するからで、審判たちも激しいコンタクトを認め、試合を止めることが少ない。

この事実は、VARにも影響する。VARが介入し、1試合に5回も6回もPKが与えられることがあってはならない。

…… サポーターがビールを飲みながら、あれはPKだったか否かを議論する余地は残さなければならない。それすらも奪うとサッカーの破壊になってしまう。テクノロジーはあくまでも、サッカーをより良くするためにあることは忘れてはいけない。」

 

 

二つ目は解説の福田正博さん

「人間がジャッジするサッカーの判定の大半は白か黒かはっきりせず、VARはその灰色の部分を少し狭めてくれる程度だと思うのだ。

むしろ私はVAR導入を機に、スポーツの根底にあるべきリスペクトの精神に多くの人が目を向けてくれたらと願う。ルールは公平、公正、安全のため、競技を魅力的にするためにある。選手と審判は本来、そういう空間、土壌を作り上げるための不可欠なパートナーなのだ。

不可解な判定で負けた選手がよく、「しっかり判定してほしい。僕らは生活がかかっている。」と言う。かけるものがあるのは審判も同じ。互いを尊重すれば、「判定に納得いかないが受け入れる」くらいは言えるだろう。そういう大らかさ、許容する心をサッカーは育むとしれたら、この競技の素晴らしさがもっと伝わると思うのだ。」