社会科教員のひとりごと

読んでも何の役にも立ちません。

【本】「バングラデシュのことがマンガで3時間でわかる本」 監修 日下部 尚徳

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バングラに行った後に出版された本で、なんと良いタイミング!しかも、著者の中に現地で案内をしてくれた方もいるので、それも胸熱。

しかもマンガなので入門書として最適!

 

バングラって地球の歩き方でさえ、10年くらい前のしかないし、入門書や軽〜く読めるものがそんなに多くない。

確かに現地や、往復の飛行機内でもバックパッカーとか旅行客を全然見なかった。あれだけ欧米人を見ないのも珍しい。

ダッカの空港だって、おみやげ屋もこれと言ってないし、そもそも観光をアピールしてないってのが新鮮で楽しくあった。

だからこそ、バングラを知るのにめっちゃ良い本でした!

 

バングラから帰ってきて1ヶ月少しが経ったけど、バングラでの日々を思い出しながら読めました〜。

 

 

 

 

【本】「私の服はどこからきてどこへいくの?」 鎌田安里紗、マルティンメンド有加

サステナブルな服との付き合い方を、上からじゃなく論じた本で好感もてた。

 

服と人権ってのは、バングラに行くに当たって結構気になっているテーマだった。

けど、実際にバングラに行って縫製工場を見せてもらったときに、布を染色するときに出る排水の量がかなり驚いた。

よくデニムを染めるののに大量の水を使用するから環境破壊だ!みたいなのを聞いていたし、興味があったけど、実際の大量の水を見て「こんな量なのね〜」と実感した。

 

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この工場では、色水を化学的に分解してから放水していて、この地区では定期的な監査が来るから厳しい環境基準が適用されてるみたい。

 

 

と、前置きは長くなったけど、サステナブルな服のことを知りたくて手に取った。

 

この本いいなって思ったのが、

「コラム 答えのない相談室」ってのが各章の間にあって、著者たちがざっくばらんに「正論」と向き合いながら、あーでもないこーでもないと語っているのが好感もてた。

だって、サステナブルとかエシカル的な話題になると上から目線で、「やってないのは悪」みたいに時にストレートに、時に遠回しに語られることがある。

だって、いろいろ服買いたい時だってあるじゃない、そんな感情を断罪はできないよねっていう。

 

とくに印象深かったのは、

「(サステナブルファッションは)道楽と言っている余裕こそ、ないのかもしれない」

確かに経営サイドは、1着でも多く服を売りたい訳で、その服は仮に一回しか着られず捨てられたって知ったこっちゃない。

服を作るほど、綿花畑で土壌が農薬で汚染され、染色の排水で川が汚されちゃうかも。

短期的には経営のために服はどんどん作られるけど、長期的に見れば服を作るほど自然環境は悪化している。

そもそも、体は一つなのにそんなたくさん服は要らんでしょうってこと。

 

 

僕はパタゴニアのクレイジーなまでの環境配慮が好きでパタゴニア製品を愛用している。あと、値段は高くてもジーパンを長く履くことも気に入っている。

何度も買い替えなくてもいいように、本当に欲しいって思ったものを買うようにしようと心掛けてるけど、衝動で買ってしまうことも多々あるので、まだまだだけど、それも人間だな〜と思うユルさも必要なんだよなと思えた。

 

著者が述べてたけど、

「値札は最後に見る」ってのは言い得て妙。安いから買うじゃ無くて、欲しいから買う。

考えてみりゃ当たり前なんだけど、なかなかできないから失敗するんだよな。

 

 

奥さんなんかは、子供服に命をかけているから、一回着せて写真撮ってメルカリで売るみたいな道楽をしている。

でも、それが楽しくてやってるんだから否定はできない。

そんな人に、「服は最後、アフリカで捨てられてね」、「縫製工場の労働者がね」なんて言っても、「は?だから何?!」で終了。

 

長い目で見たら、企業なのか、買う側なのか、どちらもなのか… 誰かが変わらないといけない。

 

僅かでも自分が意識して、行動していったら今よりは良くなることを信じてやっていくしかないんだろうなぁ。

 

良い本でした。

 

 

 

 

【本】『国際協力ってなんだ? つながりを創るJICA職員の仕事』 大河原誠也 編

JICA主催の教師海外研修に参加させてもらうことになり読んだ。

 

JICAとか、ODAって教科者にも載っているけどイマイチよく分かっていなかったし、とりあえず学校図書館にあったので手に取ってみた。

 

若手のJICA職員の体験記がいくつか語られている。どの職員の話を読んでも、何も正解がないことをもがいているな〜と感じた。

 

本当にその支援が「合っている」のか、その国自身にもいろんな人がいるし、絶対コレ!っていう解がないのよね。

これは、いま自分がやろうとしている授業作りにも当てはまる答えのなさを一緒に考えようぜ!にも通じている。

 

 

世の中にはたくさんの仕事があります。そのなかで「世界のために」「社会のために」という仕事は、「使命感が強い」「一部の限られた人」がやるものなのでしょうか。

私はそうは思いません。公共であれ民間であれ、仕組みを考えつくる仕事も直接人と関わる仕事も、「働く」ことには必ず「誰かのために」が存在し、「世界のために」につながる役割を分担しているのではないかと思います。

 

JICAの方とバングラでお話しさせてもらったが、みんな情熱を持って異国の地で活躍していてかっこいい!と思った。

日本の国益もだし、人道的にもだし、もっというと職員の方自身のやりがいもだし…

 

国際協力をする理由はコレ!って絶対のものがある訳ではないけど、あがきながら一歩一歩進むことにこそ価値があるんじゃないかって思えた。

 

 

東京ジャーミイへ授業で行った記録。

3年生の選択科目20人ほどで東京ジャーミイに校外学習へ行った。

 

過去に一人でふらっと訪れたことはあったが、ガイド付きで見学できるとのことで、楽しみだった。

 

生徒とは事前学習で、イスラームの基本知識を学んだのだが、中でも女子生徒が「髪隠すの〜、髪型も崩れるし、恥ずかしい格好だしな… 」などなど盛り上がっていたが、それこそ異文化体験だなと思った。

 

ガイドさんは日本人でありムスリムの方。一緒に周る中で旅行者、日本在住の外国籍ムスリムの方とお話しすることができた。

トルコから旅行に来たムスリムカップルは、快く我らの質問を聞いてくれた。いきなりなのに、とても誠実に答えて下さって温かい気持ちになった。

 

モスクの内部では丁度お祈りの時間なのもあり、祈りの様子を見学させてもらえた。

え、見てていいの?!と思ったが、祈りの邪魔をしなければいいとのこと。

ミフラーブと呼ばれるメッカの方角を示す「くぼみ」と、お祈りをする人の前を横切らなければいいとのこと(神と祈る人を遮らないってことが理由だそう)。

 

お祈りを終えた方に、本日二回目の突撃インタビュー。リビア人の東京大学の院生で、彼も快くインタビューに答えてくれた。中でも印象的だったのが、好きな日本の料理は「天丼」との答え。ハラールは増えてきているけど、食べられる店が少ないし何より値段が高いので普段使いできないということだった。

 

ガイドの方と案内してもらったのは1時間半くらいだったが、多分話したいことの10分の1も話して無かったと思った 笑

 

生徒たちがどう感じたか気になるな〜。

今でなくても、3年後か10年後かでも何かイスラームや異文化を考える時に思い出してくれるだけでもいいなと思う。

 

 

追記

お祈りの時間は売店は閉まっていたが、お祈りが終わるとシャッターが空いた。

売店のお兄ちゃんが気さくな方で、楽しく話せた。

ヒジャブ被るのって何歳から?

大体、12歳くらいですかね〜、決まりはないけど。

 

ラマダン中って、こういう売店で食品見るの辛くない?

いや〜、慣れました笑  中学校の時、給食の時間は別の部屋を用意してくれて嬉しかったっす。

ラマダンいいですよ。やってると心地よくなるから、結構おすすめっすよ。一日だけでもいいし。

 

…みたいに、気さくに話してくれてありがたかった。

 

 

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ミナレットという塔は小田急線からもよく見える。

 


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アラベスクと呼ばれる幾何学模様は息を呑む美しさ。これを見るだけでも十分!異国気分!


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お祈りの厳かな雰囲気。

床の横線は信徒が横並びになるようにの目印。イスラームは「神の前の平等」なので、神以外は皆同じという哲学を表してるんだって〜。


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売店で売られていたトルコのお菓子と紅茶。

紅茶が無いと食べられない甘さのお菓子、これが一番異国気分を感じられた、かも。

 

 

アルゼンチンのソウルフード“チョリパン”

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ずっと気になっていた代々木上原にある、Mi Choripanに行った。

 

アルゼンチンのファストフードで、

チョリソーをパンに包んだ料理。チョリとパンでチャリパンという訳。

 

さすざアサード大好き牛肉文化な国って感じの料理。本場はどうか分からないが、ここの肉は柔らかくとろけ、良い意味で肉が入ってたか⁈!と驚いた。だけど、口の中には旨みが広がる。絶品。

 

酸っぱいソースのチミチュリが食欲をかきたて、夢中にかぶりついた。

 

遥かアルゼンチンのパンパの大平原に思い馳せた。そもそもアルゼンチンの国土は日本の8倍弱、なのに人口は4700万人ほど。伸び伸びと牛も育つわな〜、とか思う。

 

ただご飯を食べるだけなのに、あれこれとか思う地理教員は困ったものだ。