またまたやられました。
教育界隈の方との対談本。
以下に、各対談相手の方々との中で印象深かったことを取り止めもなく書いてみる。
【野口晃菜さん】
高校の現場で感じる耳の痛いことが多々ある。
「この子さえいなければ」って言葉、思ったことあるよな。気持ちの上では、誰にとっても安心して通える学校にしようって思うけど、個別対応による業務負荷を考えたら尻込みする…。
だったら、今まで通りのやり方で、今の学校に合わせて下さいってなっちゃうのもよく分かる。
あと、能力についても合点がいった。つまり、チームの組み合わせで良さが発揮できる人もいれば、いない人もいる。その人がダメ!とかじゃなく、組み合わせや職場環境が合っていないのでは?という話。
みんな凸凹だよね。凸凹だから魅力的だし助け合えるよね。これは教室も職員室も同じなんだよねってこと。
前の職場が夜間定時制だったけど、その時はみんな時間に余裕があるから勤務時間内にどれだけのことができるかが前提だった。でも、全日制に来てからは17時以降も保護者対応、部活指導やることが暗黙の前提で、その環境では自分は学校に全力スイングできていないなぁ〜と感じでいる。
で、これは17時以降も残業する先生が偉い!定時退勤する人はやる気ない、って話ではない。そういう熱心な人たちのおかげで学校が回っていて(その前提で回っていくのはおかしいのだけど、その人たちへのリスペクトは絶対に忘れてはいけない)、そういう意味で今の職場では自分は貢献度の低い人間なのかもしれない。
同じ教員という立場でも職場によって、合う合わないは絶対にあるのだ。
【竹端寛さん】
集団をそろえる、まとめることができる先生が良い先生って言われるよな〜、なんか違うと思いながらも結局黙っていさせることができる先生こそスゴイみたいな。
はみ出す存在はいるはずなのに、そこを抑えこんでこそ秩序が保たれるって考え。学校は去年と同じ流れで、変わったことが無く、異議申し立てがなく、変わらない一年が過ぎていくことが先生からしたらラクだもん。
でも、まとめない方が面白いし、時間はかかっても生徒たちが解決していくんだと思う。なんとなくそう思うけど、そんな悠長なことも言ってられないし、付き合う時間もない。
【武田緑さん】
校則の話で、親とか地域の期待に応えちゃっている問題。子供たちにとって?ではない。そもそも、社会の側にも責任があるかもねと言うのは大事な指摘だと思う。
僕らが見た目で判断してないか?というのを問わなければいけない。
やっぱ、そういうことでも定時制の時は生徒も少なかったし、時間も余裕あったから関わりが楽しかったな〜。
【川上康則さん】
これぞ現場でやっている人の声。自分もこんなふうに、学校で抱いている違和感とか同僚と話せたらなあと思うけど、それって勇気のいること。校則厳しすぎやしないか?とか、本当は学校の根幹に関わるようなこともフランクに思いを話し合えるだけでも、何か変わってくるのかもしれないと思う。
で、ここでやっぱりくるのは、それって効率悪く無い?ってことが頭をよぎる。結局答えが出なくて、何も現状変わらなくて、ただまとまらずに終わるっていう。ただ本書でも度々出てくるけど、まとまる必要はないとも思う。
などなど、印象に残ったことを書いてみた。
本書読んで希望を持てたっていうのが大きい。いまの学校制度は曲がり角に来ているのだろうけど、変える勇気はなかなか持てない。そんでもって、余裕がない。
我が家の子供が小さいから定時退勤するっきゃないやつが、学校でいろいろ言うのもおこがましく感じる(本当はそんなことはないのだけど)。
定時制のときは、生徒が少なかったから、子供たちと無駄話をする時間がとにかくあった。そして、その無駄がとても尊い時間だった。押し付けではなく、指導でもなく、自然な形でアドバイスできるようなそんな関係だった。
本書の中で語られるように、変わっていくことを前向きに感じられたし、40人1クラスはどうしても管理になっちゃうよなぁ、と思っても、諦めるところはあっても希望はもって、楽しくやっていきたい。少しずつね。
うまくまとまらないけど、なんか明るい気持ちになれたのでそれでよし!