社会科ネタ倉庫

高校教師が地理・世界史での実践をゆる〜〜く更新

【映画】『パシュランギおじさんと、小さな迷子』

久しぶりに映画を観れた。

 

しかも、学校で社会科の先生が企画してくれて視聴覚室の大画面で観れる!

 

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インドとパキスタンの宗教の違い(ヒンドゥーイスラーム)から、カシミール地方を巡っての国民感情や、食習慣まで…

 

いろいろなテーマが詰まってたけど、主人公の「パシュランギ」の真っ直ぐさ、少女「シャヒーダー」の可愛らしさを楽しむだけでも見る価値あり!

 

インド映画らしく、踊り、泣き、笑いがふんだんに盛り込まれて幸せな鑑賞時間だった。

 

そうそう、ラストシーンはパシュランギとシャヒーダーが再開して抱き上げるシーンで終わるのだが、どうやら本当は大団円のダンスで終わる予定だったらしい。

 

インドとパキスタンカシミールを巡る領有問題が現実としていまだに続いている。

悲しみ憎しみを持つ人もいる。だから、楽しく踊っておしまいというのは現実と乖離しているのでは?!

というようなことで、ダンスシーンは見送りになったようである。

 

ただのエンタメ映画だけではない、いまのインド・パキスタンが垣間見れる この映画には考えさせられた。

 

 

 

で、今回はここで終わらず 在校生のパキスタン出身の子とかと映画について語り合おう!という企画をしてくれていた。

 

【いくつか学んだことは…】

 

・ヒンズーの中でもバラモン(上の階級)はベジタリアンが多い。

 

・肌が白いほど、上な階級であるとみられることが多い。これはインドだけでなくパキスタンでも。

 

パキスタンなんかは格好とか言葉、肌の色なんかで大体の出自がわかる。

 

などなど、授業に活かせそうな情報を聞くことができた。主宰してくれた先生に感謝!