今度、日本史の授業で「明治期の自由民権運動」について扱う。
かつて明治維新を経て、西洋の価値観が一斉に日本に入ってきた。
それまで身分制の封建社会にいた日本人が、
(建前としてだけど)四民平等となり、日本人たちが民主主義を勝ち取ろうとして、命を懸けて運動を起こした。
なんて素晴らしい!
っていうのが、ざっくりとしたところだけど
ではなぜ、自由民権運動はこれほどまでに盛り上がったのか?
いまや、高3の生徒の中にも選挙権を持つ子もいる。
先の都知事選や、衆院選の時に「選挙行く?」と聞いても関心はイマイチ。
かつては、命懸けで勝ち取ろうとした選挙権や民主主義、
そんなに価値があるものであるに、なぜ私たちは「気が向いたら選挙いきます」というようになったのか?
ここで、独裁体制の国と比較することで、民主主義の特徴なんかを気づけたら良いかなと思う。
独裁の例としては、身近であり巨大な経済力、人口を有する中国がいいだろう。
さて、独裁のデメリットは…?
・為政者に都合の悪い情報は規制されてしまう
・市民の人権よりも、為政者の意思が優先
・言論の自由がない
「独裁ってどんなイメージ?」って、生徒に意見を出させてもいいかも。
中国でよく見られるのが、ある革新的なサービス(シェア自転車やQRコード決済が代表的だ)が登場した段階では政府がそれをしばらく放置して、ある程度の普及が見られてから後付け的にルールを整備していくパターンだ。良くも悪くも、新しいサービスが日本よりも迅速に社会で実装されやすいわけである。
『中国経済講義』は、中国におけるイノベーションのこうした普及過程について、権威主義的な政府と活発な民間経済の「共犯関係」を指摘している。
↑引用ここまで↑
とりあえず、最新のテクノロジーをやってみよう! やりながら考えよう!
という状況ということ。
日本だったら、よく分からないテクノロジーで事故が起こったらどうする?
なんて意見が出て、なかなか新しいテクノロジーが普及しなかったり…
「網易新聞」(5月11日付)などによると、同9日、朝陽区の公園で斉さんが1歳の息子を遊ばせていると、突然制御不能に陥ったドローンが落下して男児の頭部に直撃、7針縫うケガを負った。ドローンを操作していたのは14歳の外国籍の少年で、目撃者の証言によると、少年はドローンを拾い上げると、すぐさま立ち乗り電動二輪車で現場から逃走したという。
↑引用ここまで↑
そりゃこういうニュースもあるわなあ
けど、こういうことも独裁政権なら反対意見を権力とマスコミで押さえこむのか、見て見ぬ振りするのかして、テクノロジーの実験を止めない。
こんな、現在進行の話を交えつつ授業をしていこうかな〜