社会科ネタ倉庫

高校教師が地理・世界史での実践をゆる〜〜く更新

『堀江貴文の新 資本論』 堀江貴文

またまた、ホリエモンの本

 

漫画で読みやすい!

 

 現代社会において、お金の本質は「信用」であると言うこと。

そして、人生で1番重要なものも「信用」です。信用があれば、究極的には、お金がなくても生きていけますし、信用があれば人脈と経済的利益も「打ち出の小槌的」に手にできるでしょう。

 
 
今の日本は働かなくても生きていけるし、チャンスに満ちた「豊かな国」であると言うこと。どうせなら好きなことをとことん追求したほうがいいのです。
しかし、日本が「幸福な国」かと言うと、多くの人にとってはそうでないようにも思います。何故でしょうか?  その原因はやはり多くの人が「お金の本質」を見誤っているからだと僕は考えています。
 
 
 
社会が変化するスピードはどんどん早くなっており、将来の不確実性がどんどん増えているのは周知の通りです。そんな中で、住宅ローンが前提としているのは、数十年もの間、健康に会社で働き、収入も増え続けると言う時代錯誤な人生モデルなのです。
しかし、それは多くの人にとってはもはや「虚構」であり「幻想」に過ぎないものになっています。長い人生、景気が上がるときもあれば、下がる時もある。常に一定の金額を支払うと言うのは予想以上に重い負担になる場合もあります。
「60歳まで健康に働き続け、収入も右肩上がり」と言う「虚構」「幻想」をベースとして、一生を左右しかねない住宅ローンを組むと言う行為は、やはり相当なリスクがあると言わざるを得ないのです。老後のため、と思って購入したものが、裏目に出る可能性だって外にあるのではないでしょうか。だから、マンションなんか買う必要がない、借家の方がマシだと僕は考えていますか、それでも、マイホームを買う人は絶えないでしょう。これはもはや宗教のようなものです。そういう人たちの言う、「老後の安心のため」という言葉が、いかに根拠脆弱なものなのか、ここまで見た通りです。
 
 
 
僕が家を購入する時、担当者から「地震保険に入りますか」と聞かれたので、率直に「地震保険て加入して意味あるのでしょうか?」と聞いてみました。すると帰ってきた答えは「ないですね」と(笑。
正直な担当者で良かったのですが、要はこういう話です。関東で地震が起きた場合、古い家が倒壊して火災が起きる。すると、被害額があまりに大きくなりすぎるため、地震保険がデフォルトに陥る可能性がある。保険会社も再保険会社も返せないのです。当たり前のことですが、地震保険に入っていても、絶対に保証される見込みは無いのです。だから、地方ならともかく、東京で地震保険に入る必要は無い、というのが僕の考えです。
 
 
 
繰り返しますが、人生で最も大切なのは信用です。それを意識して、積極的に行動する。コミニケーション能力をフルに生かして、人脈と信用を広げていく。それをするだけで、お金の多寡にかかわらず、豊かで幸せな毎日を手に入れるチャンスはいくらでもあるのです。
 
 
お金は信用を数値化したものに過ぎません。究極的な価値は「信用」なのです。「めちゃくちゃ豊か」な今の日本では、お金がなくても、信用があれば豊かな毎日が送れるのです。そのためにも、コミニケーション能力を生かして行動する中で、未来への投資をし、 信用を広げていくべきです。
 
 
 
何度も言うように大切なのは、お金の本質は「信用」であると理解すること。そして、信用を得るためには、「コミニケーション能力」を生かし、積極的な行動するなどの「投資」が必要になります。「投資」とは、同僚との飲み会かもしれないし、仕事で困っている人を手助けすることかもしれない。操作する中で、獲得した成功体験による人こそが、信用を積み上げていくために決定的に必要なのです。
 
 
ごく少額を貯め続けてもメリットはほとんどないですし、貯金できる金額もたかが知れています。それよりも、ほんとに困ったときに、だれか助けてくれるかどうかは、現金ではなく信用の多寡によって決まるのです。信用は流動性がないので、無形固定資産のように、いざと言うとき換金できます。要は、「1億円であればいつでも調達できます」と言う信用力のある人物を目指せば良い。そのために何をすればいいかを考えるべきです。
逆に、いざと言う時にお金を貸してくれる人がいないと言うのは、端的に言って「信用」がないからです。厳しい言い方になってしまいますが、行き方を見直した方が良いのではないでしょうか。
小さな金額をケチるのではなく、周囲の人から信用を得られるように行動して成功体験を積み重ね、幅広い意味での投資をしていくべきだと言う事は、言うまでもありません。

 

何遍も出てくる、

 

信用

 

こそ、この豊かな社会で必要なこと。

 

ふむふむと納得した。

 

東南アジアを旅すると分かるけど、

 

テレビなくても、洋服ボロボロでも、

幸せそうな人いっぱいる。

 

豊かな日本で、できることやろう!