【マンガ】『この世界の片隅に』 平和学習にオススメする理由
戦場だけが戦争じゃない!
戦時中のささやかな日常に、ほっこりしたりホロリとしたり…。
オススメする3つの理由
いつだって人々は日々の暮らしがある。
戦争ものだからって、殺し合ったり、爆弾ドーンだったり、戦略は……とは無縁の物語。
確かに、戦争ものの話って戦いばかり描かれがちだもんなぁ。
この漫画をお勧めする理由は3つある。
1.戦時中の人々の「食生活」や「買い物事情」などがよくわかる!
作者 こうの史代さん、めっちゃ綿密な取材と調査したんだろうなあ。
限られた食材で作る料理だったり、地図(呉の街とか)が詳細に描かれていたり、服や小物のデザインが緻密だったり、、
詳しく描かれた暮らしの様子を見るだけでも読む価値あり!
水を多めに炊いたご飯=楠公飯 食べたくないなあ。
2.すずさんがカワイイ!
ちょっとドジで朗らかな明るいすずさん。
この令和の時代に生きてたらどんな暮らししてるんだろうな〜。って想像せずに居られない愛くるしさを感じて欲しい!
3.戦争への想像力がわく
正直、戦場での兵士の戦闘は僕にとって映画や物語みたいな感覚。
だけど『この世界の片隅に』に描かれているのは、当時居たかもしれないすずさんと家族たちの物語。
日常の中に特にドラマチックなことは「戦争を除いては」起こらないけど、その日常故に、どの登場人物かに共感するところがあるはず!
『この世界の片隅に』ってどんなマンガ?
75年前の暮らしだけどさ、、
僕らと同じように笑ったり、悲しんだり、ご飯食べたり、恋したりしてるんだね。
戦時中のことだけど、ちょっと「身近」に感じることができるよね。
まあ、スマホもテレビもない時代だから全然暮らしは違うケド。
それでも教科書で知る戦時中の暮らしとは別の角度で見えてくるよね!
私たちのひいおじいちゃん・おばあちゃん世代はこんな日常を生きてたんだなあ…
75年の年月ってここまで暮らしを変えてしまうんだね。
この作品では、戦時の生活がだらだら描くことにしました。
そしてまず、そこに立っていくつも転がっていた筈の「誰か」の「生」の悲しみやきらめきを知ろうとしました。
と、こうのさんは後書きで書いてるよ。
きっとどこかに居たかもしれない、、そんな人々を想像したんだね。
僕らが歴史を学ぶ意味の一つに、「他者への想像力を育む」ことがある。
その当時の人々はどんな気持ちだった? 今の僕らとの違いは? 僕らはどうやって今を生きる? そんなことを考えられる。
だからこそ、『この世界の片隅に』はオススメです!
ではまた、じゃあね〜。